楳図かずお勝ったどぉ
10月13日土曜の朝の新聞を丹念に読んだ。幾つかの記事について書きとめておこう。
黒川紀章が亡くなった。年齢は73歳だから、今時の平均から言えばまだ若いだろう。この人のことはまた時間のあるときに書こう。妻である若尾文子との最期の会話は、ちょっと感動もの。
漫画家の楳図かずお邸の建設差し止め請求に対して、東京地裁が結論を出した。近隣住民2人による訴えは却下されたのである。近隣住民2人は、計画の建物外壁を赤と白のストライプで塗るなどの「奇矯な」デザインは景観破壊であるとし、耐えられないと訴えたのだが、裁判所は、そんなもんは個人の自由なので、法でその自由を縛ることはできないと、我ら民主国家として当然の結論を下したわけである。人のやることにいちいち口出しをする近所のババア二人も、この国における自由を尊重する気風を深く学び取ったことであろう。第一、楳図かずお氏が計画しているこの家は、彼の作品なのである。何が作品かって?作品というからには、「作られた品」のことだから・・・まさか、芸術作品のことだとかってに思い込んではいないだろうな。要するに、この国ではどんなものを作ろうと作品であるから、それを近所のババア二人ごときに阻止されるいわれは無い。
今朝は愛犬キャロを連れて散歩に出、道端の芝生の上にウンコをさせた。太さと言い、艶と言い、みごとなウンコである。この小さな犬がかくも立派なウンコをするのは、飼い主である俺が愛情を注いで餌を食わせているからだ。してみればこのウンコは俺の作品である。そのまま道端に残してみんなに見てもらうことにした。見たく無いって?なんて失礼な。だったら見ないようにしろ。これは私の「作品」であって、表現の自由はユ・ズ・レ・ナ・イ。
筑波大学教授の山海嘉之さんが開発したHAL。人が装着することで、筋肉を補助する。重いものを軽々と持ち上げられるので、介助の現場などでの利用が期待されている。こういう人と機械と情報技術を融合するテクノロジーを「サイバニクス」と呼ぶ。覚えとこぅ。以前にテレビで紹介されているのを見て、「面白いなぁ」と、思っていたのだが、山海さんはこの技術を実用化するため、ベンチャー企業「サイバーダイン」を立ち上げている。大和ハウス工業が主な出資者だそうだ。良いとこに目をつけてるよ。さすがだ。
山海教授の言葉。「サイバニクスを思索していたころから、一本、筋を通したのは人を支援する技術という、その一点だけ」。学ぶべし。
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